小林一茶《一茶俳句集》

小林一茶《一茶俳句集》

作者:小林一茶

出版社:岩波書店

出版年:1990-5

评分:8.8

ISBN:9784003022313

所属分类:世界名著

书刊介绍

内容简介

一茶の俳句集です。ソウルフルなものもユーモラスなものもあって、ふだん俳句と縁のない人でも楽しめます。

以下に、気に入った俳句をいくつか挙げてみます。

・「米蒔くも罪ぞよ鶏(とり)がけあふぞよ」・・「けあふ」とは、 蒔き米を争ってkickしあうということらしいです。これを読んで、国連軍による支援物資を奪い合う難民の姿を想像してしまいました。支援も下手にすると争いの元になるのかもしれません。

・「かれ芒(すすき)人に売(うら)れし一つ家」・・無常感がむんむん漂ってきます。感極まって、「無常なり ああ無常なり 無常なり」という変な川柳を思いつきました。

・「とべよ蚤(のみ)同じ事なら蓮(はす)の上」・・人間は蚤のように小さいけれど、どうせなら望みは高く持ちたいものですね。

・「御仏(みほとけ)や寝てござつても花と銭」・・これはあくまで仏だから許されるのであり、人だったら許されないでしょう。世の中、ラクしてお金儲けすると妬まれます。ビルゲイツ氏には、1日に約400万通くらい嫌がらせメールが来るそうです。

こんなことを書くと真面目な一茶ファンに袋叩きにされそうですが、俳句を読んでいろいろ自由に想像するのも、俳句の楽しみ方の一つとしてアリではないでしょうか。

他にも、以下のような俳句が気に入りました(私は獣医なので、動物関係が多いです)。

・馬の屁に目覚て見れば飛(とぶ)ほたる

・今しがたこの世に出し蝉の鳴く

・手の皺が歩みにくいか初蛍

・蝿打ちに叩かれ給う仏哉

・寝るてふにかしておくぞよ膝がしら

・木兎(みみずく)が杭にちよんぼり夜寒哉

・寝た犬にふはとかぶさる一葉哉

・云(いひ)ぶんのあるつらつきや引(ひき)がへる

・東風(こち)吹くや堤(どて)に乗せたる犬の顎

・猫の子のくるくる舞(まひ)や散る木のは

・重荷負(おふ)牛や頭につもる雪

・どこを押せばそんな音が出る時鳥(ほととぎす)

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